未分類

根元染めなのに毛先がパサつくのはなぜ?知らないと損する5つの原因

こんにちは!
大阪・森ノ宮の美容師、中山です♪

先日、自宅で白髪染めをしている知人から相談のLINEが来ました
「毛先には白髪染めをつけてないのに、なんかパサつく…」
「毛先も染めると痛むからと思って、ずっとリタッチ(根元染め)だけにしてるのに毛先がギシっとする…」


実はこれ、“よくある原因”がはっきりあります。
今回は、リタッチ(根元染め)中の毛先ダメージの理由と、防ぎ方を美容師の専門的な視点からやさしく解説します。


結論:毛先に薬剤が付いていなくても“ダメージ要因”はじわじわ蓄積します

根元だけ染めているつもりでも、毛先には
《カラー履歴》《熱》《乾燥》《摩擦》
などの“別ルートのダメージ”が重なっています。
だから、「リタッチ=毛先はノーダメージ」ではないのです。

ここでは、毛先が傷む主な理由を4つに分けて説明します。


1. 過去のカラーの“アルカリ残留”が毛先にずっと残っている

白髪染め・ファッションカラーを繰り返してきた毛先は、
小さな穴(ダメージホール)が増えた“スポンジ状態”になりやすいです。

そこに、過去のカラーのアルカリ成分や酸化残留物が長期間とどまることで

・手触りがゴワつく
・色もちが悪くなる
・乾燥しやすい
・枝毛が出やすい

といった“蓄積ダメージ”が起こります。

リタッチだけ続けても、毛先の「過去の負債」は残ったまま。
これがじわじわ効いてきてしまいます。


2. 流す時に毛先に負担がかかる

白髪染めやファッションカラーが終わった後のシャンプー。
実はここで 毛先に薬剤が少し流れやすいんです。

もちろん、プロは負担がないように行いますが、

・毛先をガードするものを付けていない
・毛先がダメージしている
・白髪染めの残留色素が濃い

といった条件の方は、根元の白髪染めやファッションカラーを流すだけでもダメージが進みやすいことがあります。


3. ドライヤー・アイロンの熱ダメージは“リタッチと無関係”で蓄積する

どんなに気をつけて自宅で白髪染めをしていても
毛先は毎日のスタイリングでいちばん熱を浴びます。

特に

・高温アイロン
・ブローの熱の当てすぎ
・完全に乾く前のアイロン(超ダメージ原因!)

こういった日常のクセが、毛先だけ先に弱る理由になります。

「リタッチ続きなのに毛先がパサつく」は、
実は熱ダメージが主犯なケースもとても多いです。


4. 毛先の“年齢”による自然ダメージ(酸化・摩擦・紫外線)

毛先は、生えてから何年も経っている髪。
時間が経てば経つほど

・紫外線
・枕の摩擦
・毎日のブラッシング
・冬の乾燥

などの外的ストレスをずーっと浴びています。

例えると、

根元は“今年生まれた赤ちゃん”、毛先は“5歳の子”くらいの差

毛先が疲れてきてしまうのは、仕方がない現象でもあるんですね


5. 白髪染め特有の“アルカリ強めの履歴”が毛先にたまり続けている

白髪染めは色をしっかり入れるぶんアルカリが強め
数年前の白髪染めの履歴が毛先に蓄積し、
どうしても乾燥しやすくなります。

特に

・毎月染めている
・暗めで染めてきた
・長年ホームカラーしていた

このような方は、毛先に負担が残りやすい傾向があります。


では、どうすれば毛先ダメージを防げる?


1. アルカリ除去・残留物オフを定期的に行う

毛先の“過去の負債”をリセットするケアが大切。
中山のサロン、Sheでは

・活性酸素除去
・アルカリ除去
・キューティクル保護
・pHコントロール

こういった工程が効果的なので、リタッチ(根元染め)の方にも全体染めの方にも
全ての方へ毎回行っています

「染めていない毛先なのに手触りが変わる」と驚く方も多いです。


2. 毛先オーバーダメージを避ける“プレトリートメント”を使う

リタッチの時こそ、毛先用の「守るケア」が必要。
たとえば

・コネクター系の補修美容液
・内部補強系のトリートメント
・油分バリアの保護剤

こういった“シールド”で毛先の吸収を止めることで、
白髪染めを流す時の負担も最小限にできます。


3. 熱ダメージ対策をすれば毛先は劇的に変わる

毎日の習慣をちょっと変えるだけで差が出ます。

・ドライヤーは根元優先
・最後の10%の乾かしすぎを減らす
・アイロンは140〜160℃
・完全に乾いてからアイロンを入れる

毛先が一番繊細なので、“当てすぎ”を減らすのがカギになります!


4. ダメージが気になる時は、たまに「毛先だけ補色カラー」を入れるのも◎

毛先の乾燥が進んでいる時は、
色の濃度を調整した“弱い補色カラー”でツヤを戻す方法も。

薬剤は弱いので、ほとんど負担なし。
むしろ光沢が戻って若々しく見えます。


5. ホームケアは“保湿+油分のダブル使い”がいちばん効く

毛先のパサつきには

・自分に合ったシャンプー

・コネクター系の栄養分

・油分で閉じ込めるエマルジョン(乳液タイプ)

この3ステップが効きます。

特に白髪世代は油分不足になりやすいので、
油分のコントロールが毛先のツヤの分かれ道です。


まとめ

リタッチでも毛先は必ず疲れていく。だから「守るケア」が大切

根元しか染めていなくても、

・過去のダメージ履歴
・熱
・摩擦
・紫外線
・アルカリ残留
・白髪染めを流すときの負荷

など、毛先は日々ストレスを受け続けています。

だからこそ、

✅ リタッチ時の毛先保護
✅ アルカリ・残留物除去
✅ ホームケアの最適化

この3つを押さえるだけで、毛先のツヤは見違えます。

「根元だけ染めているのに毛先がパサつく…」
そんな方ほど、ほんの少しの工夫で髪全体が若返ります♪

とはいえ、そんなにできない!
老けない髪で、毎日ゴキゲンでいたい
そんな方はいつでも中山へ公式ページの“美容室Sheご予約はこちら”ボタンからご相談くださいね♪
公式ページ